金沢梵天

 



金沢梵天(2月18日)
 
 慶長年間、初代秋田藩主佐竹氏が金澤八幡宮を改築された際、地域防災のため「火伏せ祭」が行われ、「五穀豊穣」「家内安全」を祈願したのが始まりとされ、現在は小正月行事として行われています。
 近年は、勇壮な金沢八幡太鼓が祭りに彩りを添えています。
 

 
平成17年の 金沢保育園児たちの梵天

 

 
 梵天には、小・中学生たちが奉納する小若梵天と、大人たちが奉納する本梵天があります。以前は、芭蕉の葉を頭飾りにした「芭蕉梵天」がほとんどでしたが、近年は、それぞれ頭飾りに趣向をこらしたものが奉納されています。金沢地区の梵天は消防の纏(まとい)を形どったもので別名「腰まき梵天」「女(おな)ご梵天」ともいわれています。
 
 金澤八幡宮に奉納する前に、八幡宮の鳥居前で梵天の披露があります。このとき、若衆が梵天を片手に担いだり、腰に乗せたりしてそれぞれの技を競い合います。
 

 


 金澤八幡宮への梵天奉納です。どの梵天も一番最初に奉納しようと激しい先陣争いが行なわれます。
 先陣争いを終え、八幡宮への奉納を終えた梵天の若衆たちは、次に奉納しようとする梵天をいれさせないよう防ぎます。このもみ合いが激しければ激しいほど願いがかなうといわれています。
 各梵天とも、必死になって奉納しようと若衆が協力して鳥居の中へ梵天を進めます。
 秋田県内には、梵天奉納を行っている地域がいくつかありますが、金沢地区は後三年の役の合戦の名残をとどめるかのように、その先陣争いの激しさから「けんか梵天」とも呼ばれるほど、近隣から恐れられる勇壮なものです。



 
参考 「かねざわ 平安の風わたる歴史の里(横手市・横手市立金沢公民館)」